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7,122㎞、生活拠点をずらしてみた|6月1日(木)

1週間前の私はどんな風に過ごしていたか思い返してみる。

余裕を持って準備をするということがどうしてもできない性なので、その日も必需品である変換プラグを買いにいっていたし、その次の日には何を買わなければならないか列挙してあたふたしていた。

それを見かねて「それ渡航2日前にすること?」と言われる有様だ。(情けね~でもできね~)

無事荷物を詰め終わって、飛行機が発つまで緊張したタイミングは3回。家を出発したとき、預け荷物の手続きをしたとき、機内の充電コンセントが見つからなかったとき。

半年間も実家を空けたことがない私にとって、なんも片付いていない部屋からしばらく離れるなんて不思議な感覚だった。

しかもなんでフィジーなんだ。留学でもボランティアするためでもない。みんなが珍しがるのと同じくらい、自分でもそう思う。

一緒に住んでいるおばあちゃんが車に乗り込んで緊張した私を見送ってくれた。「じゃあ頑張ってきてね!」と言って車が家を出発した途端、振り返って家に戻っていった。いや、孫が半年間いなくなるのに車が見えなくなるまで見送らないんかい。それでちょっと緊張が和らいだ。

預け荷物の手続きでは、前の人に続いて待ってるときになぜか緊張した。上限23kgなのに22.5kgで危なかった。家で測ったとき21kgだったのに。

飛行機に乗り込んで、充電コンセントも無事見つけられて一安心。充電が無くなったときを想像して血の気が引いた経験は、まだ1週間しか経ってないけど笑い話にできる。

午後9時25分に飛行機離陸、すぐに漆黒の景色になった。目線の高さに三日月が見えた。

こっちの夜に出発して、あっちの朝に着く。感覚はまるで夜行バスで、起きたら青い絶景が広がっていたのは、1年前に乗った札幌→知床のバスに似ている。あのときも起きたらオホーツク海の流氷が見えた。今回は起きたらでかい珊瑚礁。綺麗だったなー

着いたら3日前に到着していた知り合いが車で迎えに来てくれた。一緒にこれから住む家に向かう!

それが、私がインターンすることになったSocial Innovation Fijiの代表、川上さんの家。

私が所属していたアイセックという団体の先輩で、フィジーで起業した凄い方。この方のプレゼンを聞いてアイセックに入ったのをいまだに覚えている。

3年間いたアイセックでの役目が終わりに近づく頃、川上さんと話す機会があり、流れるようにここでインターンをすることが決まった。

4年目を休学することだけ決めてた今年1月、フィジーに行く!って決めた2月、準備に奔走してた3〜5月。渡航っていう分かりやすい目標ができて、毎日やることが明確にあると、こんなに日常が躍動的になるんだと少し驚いた。高校生ぶりだったかもしれない。

初めての海外、初めてのフィジー、自分でもびっくりする経験をしているのだけど、思ったよりフィジーは近いし、思ったより快適に生活できている。

でも目に入ってくるモノ・人・動物全て、自分が培ってきた常識とは辻褄が合わなくて、それを言葉にしてみると面白い気づきが得られそうなことばかり。

実際フィジーに来て1週間近く経ったけど、つらつら残しておきたいことがいっぱいある。

そういうことをこれからこのブログで皆に見てもらおうと思います。

多分ちょっとニッチで、ただ「海が綺麗な南国〜!」だけの発信にはならないことを、予め宣言しておきます。

では、また。

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