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フィジーのちぐはぐさに翻弄された2日間|6月5日(月)

書きたいことはたんまりとあるのだけど多分全部は書き留められないので、週末のことを書く。

首都であるスバ市に行ってきた。私が滞在しているラウトカ市から車で4~5時間。東京から新潟に行くくらいの小旅行なのかな。

ラウトカ市が西の端っこにあって、スバ市が東の端っこにあるので、東京から新潟に行けばフィジーの大きさも掴めるということ。ちなみに札幌から知床は8時間なので、フィジーより北海道の方が大きいのか……?

出発は金曜日の15時頃。少し雲行きが怪しかった。

オンラインミーティングがあったので、途中で休憩がてらカフェに寄る。たまたま先進国と変わらないようなカフェで、南国感はあるのだけどチャイもフィッシュ&チップスも食べられる。

試しに注文してみたら、馴染みのある味がして、フィジーに来てから1番美味しかった料理に認定。

こんな、日本でも食べられるような料理に感動してしまった。悔しいが食のグローバル化は時に素晴らしいのでは?世界が均質になっていくことへの懸念はよく叫ばれるが、結局みんな世界のどこに行っても自分が親しむものを食べられたら感動するんじゃないかな。

再度出発するときには、気づいたらもう日は暮れてて土砂降りだった。また道路に出るとびっくりするくらい前が見えない。悪い意味で(少し)前しか見えねえ状態。自分は運転しないのに勝手に絶望した、これ着くのか?

前から雨が打ちつける。電灯もないから少し先のラインだけが頼り。それでもフィジー人はかっ飛ばすし、お構いなくハイビーム。ずっと思ってたけどフィジーの教習所教育どうなってんだよ。

3時間くらいずーーっと状況は変わらなくて、結局着いたのは夜21時。気張ってたから疲れた。

次の朝、街並みを見てみたら、ラウトカ市が第2の都市とは言えないほどスバ市が発展していることに気がついた。まず食べ物はなんでも揃いそう。綺麗なカフェやイオンみたいな商業施設もある。Chatimeもある。エレベーターは止まってたけど。

食べたご飯も中華、ベトナム、中華。うん。グローバル化万歳。

週末だったからたくさんの人が街に出ていて、賑わっていた。家もしっかりと塀に囲まれていて、2階建ても多い。都市、と言っていいような場所だった。

帰路についた。スバ市を離れると、すぐに心許ない小屋のような家々が道路沿いにポツポツ現れる。ここでは都市に近ければ便利とか、暮らしやすいとかじゃないみたいだ。

一拠点集中で著しく経済成長を遂げている。

東京から新潟までの幅しかないこの小さな国は、あまりにもちぐはぐだ。

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